本と映画


子どもが言うこと、聞いてくれません。3DSのせい?ゲームに没頭しすぎて、人の話なんか聞いてくれません。

仕事でも、生徒さんが私の話を聞いていなくて(聞いていても抜けてしまう?)、

「もしかして、スルーされまくり?…(汗)」と悩みたくなることしきりです。

そんな私の救世主となりそうな本、「スルーされない技術」を開いてみました。

でるわでるわ、参考にしたいコト。

早速、取り入れてみたいことを紹介していきます。

子どもの心をつかむ

まず、話を聞いて貰うには、子どもの心をつかまなければいけません。その「つかむ」テクニックが、8つも!紹介されています。

  1. リードから始める 
  2. そこはかとない不安を煽って始める 
  3. 訴求ポイントで始める 
  4. 共感を得て始める 
  5. サプライズで始める 
  6. 「サイレント」から始める 
  7.  謎で始める 
  8. 相手の名前を呼んで始める 

2.って「不安をあおってよくないやん!」という感じですが、おかーちゃんがよく使うテクニック。しかし、最初に不安をあおったら安心で落としましょう。たとえば、

「宿題しないと明日、立たされる…でも、今から始めたら観たいテレビに間に合うよ」

といった感じでしょうか。これはマジ、効きます!

6.の「サイレント」から始めるも、いつもガミガミ言っている(私のような)かーちゃんなら、よく効きます。母親のいつもと違うようすに、不安になるようです。注目度が違います…でも、あまり頻繁には使えないテクニックでもあります。

その他のテクニックも、上手に取り入れるとスルーを回避できます。8.の「相手の名前を呼んで始める」は、対子どもだけでなく、人間関係には有効です…。人の顔と名前が一致しない病気(のはず)な私には、結構難易度高いんですけど(;_;)

つかんだ心を離さない

じゃあ心をつかんだら、次はどうするか?こちらは、7つのテクニックがのっています。なんだかよくわからない言葉も出てきますが、これもテクニックのウチの一つ?!

  1. わかりやすく例えて引き寄せる 
  2. イメージが広がるように伝える 
  3. 描写して伝える 
  4. レトリックを駆使して伝える 
  5. ストーリーを意識して伝える 
  6. ザイガニック効果を利用する 
  7. フックをかけ続ける 

2。の「イメージが広がるように」は、5感をFullに使って相手に実感させるテクニックです。ようは、シズルですね。じゅるじゅるおいしそうな描写(あれ?3.とかぶる?)で、耳だけでなく視覚聴覚触覚味覚等々、訴えるようにするとつかめます。

4.のレトリックは、誇張や擬人を使うことですよね。これも、子どもには伝わりやすい!

6.のザイガニック効果とは、発見(定義?)したロシア人学者の名前が由来です

「人は完成品よりも未完成の物に強い挙身を抱く」

というコトを実証したそうですが、確かにテレビ場組なんかで「つづく」が多いのは、この効果を使っているからだとか。

子どもには、勉強を一気にさせずに小出しにするとうまくいく!っていうことなのでしょうか…そうか、じらしてみよう。

大切なのは「共感」

でも一番大切なのは、「共感すること」だとつくづく感じました。

じゃあ、共感してもらう手順「はなにかというと

体験 → 感想 → 視点を合わせる

この手順で伝えていけば、共感を得られるのではないでしょうか。

ざっくりですが、本書ではもっと具体的な「例え集」など、満載です。

私個人としては、「ストーリーを意識して」というところで参考になる「神話の法則」に、特に興味を引かれました。

クリストファー・ボグラの著書『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』に詳しい説明があります。うん、こちらも読んでみたい!

スルーされないために、本書の教えを取り入れて、日々昇進していきます!

最後に、<a href="http://reviewplus.jp/aff544" target="_blank">レビュープラス</a>さまより献本いただきました。ありがとうございました!

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目次
まえがき

第1章 「スルーされる人」と「されない人」の違いとは?
伝わらないのは説明不足だからだと思っているあなたへ
Q 一度に多くのことを伝えようとしていませんか?
他人にバカだと思われたくないあなたへ
Q 相手の理解度に合わせて話していますか?
観た映画や読んだ本をつい批評しがちなあなたへ
Q ネガティブな言葉を使っていませんか?
自分に劣等感を持っているあなたへ
Q つい自分を飾ろうとしていませんか?
自分自身の言葉にこだわっているあなたへ
Q 名言のチカラを活用して話していますか?
お世辞が嫌いなので他人をほめることがないあなたへ
Q 絶対にスルーされない言葉を知っていますか?
column「SAVE THE CAT の法則」

第2章 スルーされないつかみのルール
つかみのルール1 リードから始める
つかみのルール2 そこはかとない不安を煽って始める
つかみのルール3 訴求ポイントで始める
つかみのルール4 共感を得て始める
つかみのルール5 サプライズで始める
つかみのルール6 「サイレント」から始める
つかみのルール7 謎で始める
つかみのルール8 相手の名前を呼んで始める
column 「話すとは放すことである」

第3章 つかんで離さないためのルール
引き寄せテクニック1 わかりやすく例えて引き寄せる
引き寄せテクニック2 イメージが広がるように伝える
br>引き寄せテクニック3 描写して伝える
引き寄せテクニック4 レトリックを駆使して伝える
引き寄せテクニック5 ストーリーを意識して伝える
引き寄せテクニック6 ザイガニック効果を利用する
引き寄せテクニック7 フックをかけ続ける
使える(かもしれない)例え集

第4章 また会いたいと思わせる話の締めくくり方
まとめ方のコツ1 トークや共感をもう一度レビューしてから、話を締める
まとめ方のコツ2 「宿題」を出して、話を締めくくる
まとめ方のコツ3 出発点に戻って話を締めくくる
まとめ方のコツ4 「次の機会を楽しみに」させる
まとめ方のコツ5 最後を「笑い」で締めくくる

第5章 明日から使える伝え型
スルーされない伝え型1 共感してもらえる型
スルーされない伝え型2 謝って許してもらう型
スルーされない伝え型3 時系列を超えたストーリーの型
スルーされない伝え型4 伝えたいテーマにフォーカスさせる型
スルーされない伝え型5 王道の伝え型
スルーされない伝え型6 説明・説得する話の型
スルーされない伝え型7 ナナヘソナスの法則
column 人を感動させるストーリーの定石は「神話の法則」

あとがきに代えて ~私はこうして「伝え方」を学んできました~

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