映画鑑賞&感想

画像:ロシア映画「LOVELESS」観に行った

こんにちは、ゆきるんです。

去年公開で気になっていたロシア映画『ラブレス』が、京都シネマ会員500円で上映されていたので、観に行ってきました。

ロシア語を聞くのが好きなので、ロシア映画はできるだけ見に行くようにしているのですが、観終わるたびに鬱鬱になるので、しばらく控えていました。

が、予告編で、息子の親権を押し付けあっている離婚寸前の夫婦の喧嘩腰の会話を盗み疑義していた12歳の息子の表情に、「これは見に行かなければ」と、思い立った次第なのです。

あんまりハッピーエンドな感じはしないなぁ~。

2017年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を取ったとのことで、観てソンはない!と思いつつ鑑賞しました。

最初の、男の子がブラブラしている沼の映像が、不吉な予感しかしない…

お母さんがスマホ(iPhoneみたい)いじりながら息子に怒鳴る怒鳴る。お父さんは、愛人と会社での立場しか考えていない。そして、スマホはAndroidっぽい。
会話からほとばしる、「産むんじゃなかった」とか、子どもの前ではNGワード連発。あかんタイプのデキ婚夫婦です。
奥さんは、厳しい母親から逃げ出したかっただけだし、旦那は下半身にだらしなく、妊娠させて結婚に持ち込むのが得意のよう。

そんなで、息子が疾走するのですが、ふたりとも愛人のところへ入り浸って、息子がいなくなったことすら気づかない。学校の担任から連絡を受けて、やっと知るという恐ろしい無関心さ。

そりゃ、息子は辛いよね、逃げ出したくなるよねー。

と、失踪した息子のアリョーシャと同い年の息子を持つ母としては、いらつくところ満載です。

警察も当てにならない、目撃情報もない、息子の友だちは1人だけ…きっついわ。

でも、ロシアには、失踪者を探してくれるボランティア団体があるのですね。
淡々と、でも手際よく作業していくのが、心強いです。

良い人は、多分この彼らだけ。他の登場人物は、自分のことしか考えていない。
息子が失踪中に、愛人塗色しているところを自撮りしてるよ、このカーチャン。

ということで、すごいオチがあって、息子がどうなったかは、映像のメタファーから鑑賞者が想像するしかありません。
最初の不吉な予感が当たってそうな予感ですが、そうじゃないかもしれないところが辛い。

愛を求めながら、愛がない人たちの話でした。
ロシア語原題が『Нелюбовь』。 そのまんま英語に直すと『Loveless』ですね。
自分だけしか愛していない、周りを見ていないことの不幸さが伝わってきました。

監督は誰かと思ったら、ロシアのアンドレイ・ズビャギンツェフ監督でした…
あっ、思いっきり私を鬱にした、善人は損をし悪人は栄えるを地で行く「裁かれるは善人のみ」の監督さんではないですか!!

もっと周囲、世界にに感心を向けて行動を起こそうと思った映画でした。


周りを見るにしても、自分の信をしっかりしないとね。

ということで、今日のKindle本セールのこの本、ポチって読んでみます。

ついでに腱鞘炎気味なので、セール中のエスカルゴ風マウスもポチってみます。


登場人物の奥さんが冒頭で旦那と喧嘩しているときのセリフ、「クソっ」だったか…「す」で始まる単語だったような気がして調べてみたら、「сука」(スーカ)だったような。「メス犬」って意味ですね、直訳すると。