【書評】過小評価しがちな日本人に読んで欲しい!「挑む力」世界を獲った富士通の流儀
久しぶりに、献本いただきました。
その名も、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/4822262677/tabiclub-22/" rel="nofollow" target="_blank" >挑む力 世界一を獲った富士通の流儀</a>
ビジネスマン向きで、アラフォー3人子持ち兼業主婦が読んでもいいんだろうか、、、。
だいたい、富士通の広告本じゃないの?
そんな遠慮がちな気分といちびり気分をを吹き飛ばしてくれる、やる気を出してくれる本でした。
「挑み」、そして「成し遂げる」には、どうすればいいのだろうか?
「はじめに」で、
「挑み」、そして「成し遂げる」には、どうすればいいのだろうか?
どのような「思い」を抱き、
どのような「意識」を持ち、
どのように「行動」したか、
その回答が、言葉として、実例と共にうかがい知ることができます。
<strong>絶対にNo.1を目指さなければいけない。</strong>
某政治家が、「どうして2番じゃだめなんですか?」とのセリフを思い出しますが(それを聞いた時の情けなさと言ったら、、、かなり私は失望しましたが)、第一章では、どうしてNo.1じゃないとダメなのか、あのスーパーコンピュータ「京」が、No.1になる過程が、描かれています。
「大切なのは、世界一を目指して頑張り続けること。最終的な結果はともかく、世界一を目指して頑張らない限り、世界一になることはできません」
これは、我が子に伝えたい。まず納得できる目標があり、諦めず行動を起こして頑張り続けることが、目標に到達できる王道です。妥協してはいけない。No.2でいいじゃん、であれば、No.2ですらなれなかったでしょう。
人間生きている限り、妥協すれば後悔する。夢があれば、早くから諦めずに、目標として行動を起こして欲しいな、と思いました。
いや、私もそうなんですが(^_^;)
「何か起きたら、まずは企画書を書く。」
ぜひ読んでいただきたい章は、第4章「誰よりも早く 復興支援」
「何か起きたら、まずは企画書を書く。」(P.87)
この行動は見習いたい。すごいです。この習慣が身についていれば、周りで起こる出来事が、すべてプロジェクトとなってしまう。確かに、東北地方の悲惨な大震災とそれに伴う原発事故関連は、日本にとって大不幸もいいところなのですが、嘆いてばかりでは、何も始まらない。動く。行動指針を作って、プロジェクトかして、動く、動く。現場に直行する。
そうすれば、周りも動いてくれる、応えてくれる、、、。
この章を読んでいて、日本人の素晴らしさと、日本人の行動力と共感力の素晴らしさに、静かな感動を覚えました。
富士通という一企業の例ですが、 企業の宣伝本ではありませんでした。
いや、PCの会社だとしか認識していなかったので、ここまで幅広く「システム構築」を軸に、あらゆる分野で頑張っているとは、、、。
協調力と共感力と行動力と、、、日本人の持つ「和」を大切にしつつ、日本人の誇りを胸にミッションとしての仕事に挑む日本人の物語です。
この本では、一貫して「行動する」ことが重んじられています。
日頃、口ばっかり言わずに、私も行動を起こさなければ、と思いました。
自分を過小評価している日本人に進めたい。そして、共に、自信を持って行動していけるようになりたいです。
【第1章】 絶対にNo.1を目指す ( スーパーコンピューター「京」)
【第2章】 覚悟を決めて立ち向かう (株式売買システム「アローヘッド」)
【第3章】 妄想を構想に変える (すばる望遠鏡/アルマ望遠鏡)
【第4章】 誰よりも速く (復興支援)
【第5章】 人を幸せにするものをつくる (「らくらくホン」シリーズ)
【第6章】 泥にまみれる (農業クラウド)
【第7章】 仲間の強みを活かす (次世代電子カルテ)
【第8章】 世界を変える志を持つ (ブラジル/手のひら静脈認証)
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