映画鑑賞&感想

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今月いっぱい使える京都シネマの無料券があったので、仕事がオフな私は、昨日映画を見に行ってきました。

ちょうどやっている映画で、私が見に行ける時間帯にやっているのは、『サラの鍵』『ヒミズ』『無言歌』の三本。

『サラの鍵』は、アウシュビッツ関連であの手の戦争映画を見た夜は絶対うなされるので、見てみたいけど遠慮。かといって、残りの映画もハッピーになれそうにないなぁ~。あらすじを見ると…。

「上映時間が短い」&「2/4発売の『キネマ旬報2月下旬決算特別号』でベストテンに入っている」
という理由で、『無言歌』をチョイス。

劇場に入ると、なんか年配の男性が多い…。太平洋戦争経験者の集いに紛れ込んでしまったかのような、なんか場違いな感じ。上映期間が終りに近いせいか、平日昼間だというのに結構入っておりました。

で、本編が始まって…あまりの寒々とした荒涼の地に、くらくらめまいが。

中国西部、ゴビ砂漠の収容所が舞台。反右派闘争により右派として収容された人たちが食料はほとんどなく、水のような粥をすすり、毎日の強制労働にただ泥のように疲れ果てていてて…。

最初から最後まで、轟々と鳴る砂と風の音が止まず、心の中の何かを削り取られているようでした。

淡々と、飢え死にしていく人たち、死んだ同胞の衣類を剥ぎ取り、人肉を食らう、、。しかも、戦争での出来事ではなく、ちょっとした政治的な体制の変化で、見に降りかかる地獄。

ネズミを食べたがために吐いた嘔吐物をむさぼるシーンで、めがねを外して口を押さえ、スタバで食べたサンドイッチがこみ上げてくるのをこらえましたよ…。ええ、この映画を選んだのを、トコトン後悔して。

ひたすら悲惨な風景と砂嵐の音で、ドキュメンタリー映画化と思いきや、ある日、上海から夫に愛に来た妻の登場で、ちょっとストーリーが出てきた。

しかし、最後まで悲しくて、悲惨で、今、食べるものにも住むところにも困らず、甲斐性のある夫と子ども達に囲まれて、今の私はなんて幸せなんだろう、としみじみ実感したよ。

これがいつ壊れるかわからないかもしれない生活なんて、つらすぎる。
戦争や政治的なことだけでなく、自然災害でも起こりうることを、昨年は現実を知ってしまったので、さらに心がつらくなってしまった。

うわぁ~、これはうなされるかも。おびえながら、エンディングロールを見つめていました。

映画が終わって席を立つと、後ろで2人の若い女の子が固まっていました。
どんな気持ちで見たのかなぁ?

なんで、昨日の夜はなかなか寝付けず、末っ子を湯たんぽ代わりに抱きしめて幸せをかみ締めて過ごしたのでした。

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