社交的で物怖じしない子どもに育てるには
初対面でもおもちゃを借り出す交渉術
久しぶりに週末に何も予定が入っていない休日だったので、家族総出で朝から鴨川へ川遊びに出かけました。本当にいい天気で、水温も程よく気持ち冷たく、小さな魚が群れを成してお酔い手います。上は小学1年生から下は1歳児まで、大はしゃぎで、気持ちよく水遊び。水着着用なので、ぬれても平気です。
お腹が空いたので、近くのパン屋へ買出しに出かけ、戻ってきたところ、上と真ん中のわが子たち、水鉄砲をもって遊んでいます。もちろん、我が家のものではない、、、持参したのは、ペットボトルで作った魚とりの仕掛けのみ。どこから調達してきたんだろう?
子ども達を見ていた夫にたずねると、そばで魚取りをしている小さな女の子をつれたお母さんお父さんから、借りてきていた、とのこと。
最初は、「いいなぁ〜」と年少長男とつぶやいていたそうなのですが、そのうちそこのお母さんだかお父さんだかに話しかけたりしてコミュニケーションを取り出し、夫が目を離している隙に、上手く交渉して、弟の分と共に借り出したらしいのです。
お礼のつもりか何なんだか、さらに女の子の網を使って小魚を捕まえては、水槽の中に入れてあげたり、大きな魚のいる場所を案内つきで教えたりしています。
「知らない人にも物怖じせず交渉するなんて、、、すごいわ」と、夫は子ども達を見ながら感心している。ほ〜、短い時間にそんなことがあったのね。
子どもがこんなのなので、親も「すいません、、、本当にありがとうございます」と出ては、頭をぺこぺこ。先方も「色々教えていただいて、、、」と、そんなに邪魔じゃなかった模様。家族団らんを邪魔して、悪かったかなぁ、、、という思いも少し和らぎました。
親がどんな性格だろうと、子どもには関係ない
そういえば、1歳末娘はともかく、小1の長女も年少の長男も、知らない場所で知らない人と仲良くなるスキルがすごすぎると感心することがよくあります。
長女と歩いていると、同学年だけでなく年上の友達も多くて、出会うと遠くからでも名前を読んで声かけしているし、息子に関しては、家の前で三輪車をブイブイいわせながら、道行く近所の保育園の女の子や女子高校生に声を掛け捲っているのを目撃したことも。
私が同じくらいのころ、本当に人が怖くて、知らない人に声をかけることなんてできなかったし、今でも知らない人に話しかけるなんてとても苦手。
どうしてこんな子どもになってしまったのだろう、、、思いあたるのは以下の点。
- 私が産後動けるようになると、外につれまわしていた。国内はもちろん、海外もガシガシ。旅行先では、赤ちゃん連れが珍しのか、よく声をかけられたりいじられたり。
- 自家用車がないので、交通手段は公共のもの。公の場にいることが多いかも。
- 京都でも、観光地のど真ん中に在住。道を聞かれたり、話しかけられたりする機会が多い。
- 国際交流のボランティアをしていて、家に外国人のお客さんが来たり、出向いたり。
- 長女は1歳半から、長男次女は1歳前には保育園通い。
- 3歳づつ年の離れた3人兄弟で、兄弟同士でたのしく遊んでる。
肝心なのは、いろんな価値観に触れる機会かも
まぁ、物心ついたころから、いろんな人や異文化に触れる機会が多かったのですね。かといって、放置放任したわけではなく(いや、たぶん)、保育園では信頼できる先生が、それ以外では、親(たまに祖父母)と一緒のことがほとんどでです。安心できる人と一緒にいることで、未知の人や場所にも恐れなく交流しようと行動に移せるのかな、と。
人見知りや場所見知りすることも時にはありましたし、今でも家族に甘えることもありますが、まったく人見知りしないよりは、親も「ふふふ、、、やっぱり戻ってくるのはここだよ」と安心してしまいます。
人との交流には「言葉」と「気遣い」が不可欠になってくるのですが、経験上、下の子になるほど、言葉の発達が早い気がします。自分に近い年齢の上をモデルにして育つからなー。兄弟が増えるほど、生存競争が激しくなり、自己主張しないと親に伝わらないから、余計に言葉も含めていろんな面で成長が早いです。
まー、親がどうであろうと、
年齢がほどほど近い兄弟ができれば複数一緒に暮らしていて、徒歩バス・飛行機など(迷惑にならない程度に)外にガンガン連れ出し、いろんな価値観の場所・人に触れる環境にさらせば、社交的な人間に育つんだろうなー、
と思うこのごろ。
それでも生まれつき内向的な子どももいるんだろうけれど、「親が内向的だから子どももそう」とは、言い訳にならないと実感。ホント、わが子がうらやましい、、、
この先、さらにどう育っていくか未知数ですが、将来を楽しみに見守っています。